（免責事項） 本記事は、一般的な情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的とするものではありません。投資にはリスクが伴います。最終的な決定は、ご自身で調査の上、行ってください。
暗号資産のリップル（XRP）は、ここ数週間、XRPは目覚ましい上昇を続け、2021年以来の高値を更新しました。特に直近のわずか1か月で270%近くも急騰しまています（2024年11月30日現在）。
時価総額は現在、1080億ドルに達しており、多くのアナリストが「XRPの価格は近いうちに2ドルになるのではないか？」と考えています。
しかし、この急騰の要因は何でしょうか？ さらに上昇するのでしょうか？ 今後の展開について注視する必要がありそうですね！
では、その急騰した要因についてさらに詳しく見ていきましょう。
XRPの急騰の要因は？
XRPの急激な価格上昇の背景には、いくつかの要因があります。
まず1番に考えられるのが、長期にわたって続いているリップル対SECの訴訟の進展により、市場の信頼の高まりです。 さらに、XRPベースのETFの可能性に関する憶測や取引活動の活発化が強気なトレンドにさらに拍車をかけました。
この勢いに拍車をかけたのが、ドナルド・トランプ氏の大統領復帰が予想される1月20日にゲリー・ゲンスラーSEC委員長氏が退任することが発表されたことです。これにより、長年XRPの価格を左右する要因となってきたリップル社とSECの法廷闘争の決着への期待が高まりました。
リップル社のRLUSDがNY規制当局
ニューヨーク州の金融規制当局が11月29日、リップル社のステーブルコイン「RLUSD」を承認する可能性が高まったことが判明しました。これを受け、リップル社は12月4日、RLUSDの発売を予定しているとのことです。
テクニカル指標が示すもの
XRPは急騰したことにより下落が懸念されますが、テクニカル指標はさらなる成長の可能性を示唆しています。XRPの相対力指数（RSI）は現在74.8で、買われすぎの状態を示しています。しかし、XRPは過去に調整局面を迎える前にRSIが80を超える水準に達したことがあり、この上昇相場はまだ終わっていない可能性を示唆しています。
もう1つの重要な指標であるチャイキン・マネー・フロー（CMF）は0.08でプラスに転じ、資本流入の増加を示しています。これは過去の強気相場ほどの高値ではありませんが、投資家の自信の高まりを示しており、上昇基調が継続するとの見方を裏付けています。
2ドルが次の目標に
現在の傾向が続けば、XRPは間もなく心理的にも技術的にも重要な節目となる2ドルの水準を試すことになるでしょう。
色々なアナリストが、この壁を突破すれば、さらに大きな利益につながる可能性があると指摘しており、XRPは過去最高値である3.38ドルに向かって上昇する可能性があると述べています。
しかし、トレーダーは慎重な姿勢を維持すべきでしょう。
勢いが鈍化すれば、価格の調整につながる可能性があり、1.21ドルと1.05ドルのサポートレベルが安全ネットとして機能します。
しかし、今のところは、市場の状況とテクニカルシグナルがさらなる成長を後押ししており、見通しは依然としてポジティブです。
強気派が主導権を握っていますが、いつまで上昇相場を維持できるでしょうか？ 今後の展開を見守りましょう。
