(免責事項) 本記事は、一般的な情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的とするものではありません。投資にはリスクが伴います。最終的な決定は、ご自身で調査の上、行ってください。
米大統領選が11月6日、投開票日を迎え、共和党候補のドナルド・トランプ氏が大差でカマラ・ハリス候補を抑え、第47代大統領に選出されました。その直後からビットコインは急騰し、過去最高値を記録しました。トランプ氏は7月、「ビットコインカンファレンス2024」において、「アメリカをビットコイン超大国にする」と発言し話題となりました。
9日午現在、$76,459ドルとなっており、これまでさまざまなアナリストや有名投資家が主張してきた「2024年内に8万ドル突破」説が暴論とは言えなくなってきました。
そこで今回は、「BTCが2025年までに8万ドルを突破する可能性のある5つの理由」と題し、今後のビットコインの価格が8万ドルを突破するであろう理由について解説します。
ビットコインが2025年までに8万ドルを突破する7つの理由
ビットコインが2025年までに8万ドルに達するという予測は、多くの投資家やアナリストが注目するな話題です。この予測が現実になる可能性を、以下の7つの理由から考察してみましょう。
1. 米議会選も共和党が過半数でビットコイン法案が通過予定
大統領選挙と同時に米連邦議会選挙も行われましたが、トランプ氏の共和党が上院の過半数議席を獲得する見通しとなりました。これまで米議会では共和党のルミス上院議員が発案したビットコイン法案は、民主党のブラウン上院銀行委員長に阻まれていたわけですが、ブラウン氏は今回の議会選で落選しました。これを受けて、ルミス上院議員は国が毎年20万BTCを購入する暗号資産準備法案を通す予定です。
WE ARE GOING TO BUILD A STRATEGIC BITCOIN RESERVE 🇺🇸 🇺🇸 🇺🇸
— Senator Cynthia Lummis (@SenLummis) November 6, 2024
2. 半減期後の価格上昇と市場の成熟
2024年4月にビットコインは半減期を迎えたため、新規発行されるビットコインの量が半分になり、希少性が増しました。歴史的に見ても、半減期前後にはビットコインの価格が上昇する傾向があり、2024年もその流れを引き継いでいます。
加えて、機関投資家の参入や規制当局の動きなど、ビットコインを取り巻く環境が大きく変化しています。これらの要因が相まって、ビットコイン市場は成熟期に入り、価格の安定性が増すことが期待されています。
半減期は4年ごとに訪れますので、今後もBTCの希少性は確実に高まります。となれば、トランプ氏が正式に就任する前になるべくビットコインを保有していた方がより有利ということになります。
4. スポット型ビットコインETFの承認と機関投資家の参入加速
米証券取引委員会(SEC)によるスポット型ビットコインETFの承認は、ビットコイン市場に大きな影響を与える可能性があります。ETFは、複数の資産をひとつの投資信託にまとめたもので、投資初心者でも手軽にビットコインに投資できるようになります。
ETFの承認は、機関投資家の参入をさらに加速させ、ビットコイン市場の流動性を高めることが期待されています。機関投資家は、大規模な資金をビットコイン市場に投入することで、価格の安定化に貢献し、長期的な成長を後押しする可能性があります。
そんな中、ブラックロック社のビットコインETFが8日、過去最高の138億ドルの資金流入を記録し、安全資産とされてきた金ETFを資産総額で抜きました。
5. マクロ経済環境の変化とインフレヘッジ
世界的なインフレや金融政策の緩和など、マクロ経済環境の変化もビットコインの価格に影響を与えます。インフレが進む状況では、物価上昇から資産価値を守るために、ビットコインのようなデジタル資産への投資が活発化する可能性があります。
また、中央銀行による量的緩和政策は、市場に大量のお金を供給し、ビットコインのようなリスク資産の価格上昇を促す可能性があります。
6. ブロックチェーン技術の進化と新たなユースケースの出現
ブロックチェーン技術は、金融業界だけでなく、サプライチェーン管理、不動産、エネルギーなど、様々な分野で活用される可能性があります。これらの新たなユースケースの出現は、ビットコインの基盤となる技術としての価値を高め、長期的な価格上昇を後押しする可能性があります。
特に、DeFi(分散型金融)の急速な発展は、ビットコインの需要をさらに高める要因となっています。DeFiは、従来の金融システムの課題を解決する革新的なサービスを提供しており、ビットコインはDeFiの基盤となる通貨として重要な役割を果たしています。
7. 地政学リスクと安全資産としてのビットコイン
世界情勢の不安定化や地政学リスクの高まりは、ビットコインを安全資産として見なす投資家を増加させる可能性があります。
例えば、ウクライナ戦争や米中関係の悪化など、世界的な危機が発生した場合、投資家は資産の分散化を図るために、ビットコインのようなデジタル資産に投資する傾向があります。
世界の最新のニュースからビットコインの価格を読み解こう
近年、ビットコインを取り巻くニュースは目まぐるしく変化しています。特に、以下のニュースはビットコインの将来性に大きな影響を与える可能性があります。
- エルサルバドルのビットコイン法定通貨化: エルサルバドルがビットコインを法定通貨として採用したことは、ビットコインの国際的な認知度を高め、他の国々でのビットコイン導入を後押しする可能性があります。
- 中央銀行デジタル通貨(CBDC)の開発: 各国の中央銀行がCBDCの開発を進めていますが、CBDCの普及はビットコインの競争相手となる可能性も指摘されています。
- 環境問題への取り組み: ビットコインのマイニングに消費される電力が環境問題を引き起こすという批判がありますが、再生可能エネルギーの利用やマイニング技術の改善が進められており、この問題は徐々に解決に向かう可能性があります。
まとめ
ビットコインが2025年までに8万ドルを突破するかどうかは、様々な要因が複雑に絡み合って決まります。上記で挙げた7つの理由に加え、最新のニュースや今後の動向を注視することが重要です。
ビットコインへの投資は、高リスク・高リターンな投資であることを理解し、十分な情報収集を行った上で、ご自身の判断で投資を行うようにしてください。
免責事項
本記事は、一般的な情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的とするものではありません。投資に関する最終的な決定は、ご自身でしっかり調べたから行ってください。