(免責事項) 本記事は、一般的な情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的とするものではありません。投資にはリスクが伴います。最終的な決定は、ご自身で調査の上、行ってください。
暗号資産(仮想通貨)取引所で一番気になるのは、セキュリティの問題です。なにせ、2024年5月31日13時26分頃に、DMMビットコインのウォレットから480億円相当ビットコイン(BTC)の不正流出という事件があったばかり。これはどうやら北朝鮮ハッカーの仕業ということが判明しており、資金は正しくユーザーに返されることもわかっていますが、とにかく、オンライン投資はセキュリティ・ファーストであってほしいものです。
そんな中、海外の暗号資産取引所(ウォレット)に目を向けると、日本の取引所よりも堅牢なセキュリティーを持つものも多く、そうした取引所にはクレジットカードが特典として付与されるものも多くあります。そこで、今回はクレジットカードが特典としてもらえる「海外の暗号資産取引所5選」を紹介します。
クレジットカード付き海外暗号資産取引所(ウォレット)のメリット
クレジットカードもゲットできるウォレットのメリットはなんといっても普段の買い物を、通常の法定通貨はもちろん、暗号通貨でも支払いができる点。例えば、なにか買いたいものがあったとして、トレードしている仮想通貨が急騰していたら、そのコインで支払えば安く購入できた気持ちになるでしょう。
1. 手数料が無料のものある
暗号資産取引所が発行するクレジットカードにはカードの手数料が無料となるものがあります。クレジットカードの手数料は、例えばVISAなら2.20%と意外とばかにならず、買い物をするたびに取られるので、無料はい嬉しいですよね。
2. 報酬がもらえる
多くの暗号資産取引所ではクレジットカードを申し込むと、ランクによって報酬がもらえるところがあります。多くは取引所が出しているコインが対象ですが、定期的に報酬がもらえて、暗号通貨を買わずにすむのは暗号資産に投資している人にとっては大きなメリットでしょう。
3. クレジットカードのポイントが貯まる
通常のクレジットカードと同じ機能を持っているため、クレジットカードのポイントが貯まるのもメリットでしょう。
4. 海外旅行・アプリの割引など独自の特典
例えば、Crypto.comでは、以下のような独自の特典があります。
- トラベル・イン・スタイル:Expedia(50ドル相当)またはAirbnb(100ドル相当)の予約ごとに10%の購入リベート。
- 音楽アプリSpotify:標準サブスクリプション・プランの100%リベートを獲得(最大$13.99相当)
- Netflix:基本購読プランの100%リベート(最大$13.99相当)
など、詳細は下記に紹介しますが、このように、海外では仮想通貨は法定通貨並にポピュラーなので、クレジットカード会社としてもいろいろな特典をつけやすいの実情のようです。
クレジットカード付きウォレット(取引所)のメリット
一方、暗号資産取引所(ウォレット)のクレジットカードにはデメリットもあります。各社によって異なりますが、主なデメリットとしては以下のようなことが挙げられます。
- ネイティブトークンを購入する必要がある
- 取引所によっては手数料が割高になる場合がある
- 暗号通貨による支払いの場合は、価格変動に注意が必要
- ほぼ日本円は使えない(日本円で購入できる仮想通貨が少ない)
海外の暗号資産ウォレット(取引所)3選
このようなデメリットを考えた場合、海外の暗号資産取引所にもアカウントを持っておくことがオススメです。なぜなら、日本国内の暗号資産取引所は冒頭に書いたように、セキュリティに不安がある場合があるためです。世界最大手の暗号資産取引所はバイナンスですが、ここでは、バイナンス以外の優秀な海外の暗号資産取引所を紹介します。
Crypto.com

当サイトで一番オススメなのはCrypto.comです。取引量で世界第8位のシンガポール発の人気暗号資産取引所(ウォレット)で、ユーザーは世界90カ国、1億人以上をほこり、セキュリティ問題もない健全性が人気の秘密です。また、クレジットカードはプリペイド式デビットカードとなっているため、海外旅行のみで使うなど、使いすぎ防止にも役立つ点が最大のおすすめポイントです。
Crypto.com Visaカードとは?
Crypto.comは「Crypto.com VISA」というプリペイドデビットカードがあります。
Crypto.com Visaカードは、このウォレットのネイティブトークン(仮想通貨)であるCROを購入し、180日間以上保有している人が申し込めます。ステーキングしたトークン量に応じて報酬がもらえるとシステムとなっているので、カードを持ち続けるだけで報酬がもらえます。
Crypto.comVisaカードの特長
- 年会費無料: Crypto.com Visaカードは月会費/年会費ともに無料。
- 暗号通貨キャッシュバック: Crypto.comのVISAカードにはネイティブトークンのCROをキャッシュバックする制度があり、カードのランクによってキャッシュバック率が異なります。最高ランクのObsidianでは最大8%のキャッシュバック。
- 多様な対応通貨; BTC、CROなど170以上
- 独自特典:ステーキング条件によって特典が異なります。特典には、ATMでの一定限度額までの無料引き出し、Netflix、Spotify、Amazon Primeなどのサブスクが無料、空港ラウンジ利用、Expediaの旅行予約リベートなどがあります。
- 条件:規定された量以上のCROトークンを180日以上保有するとCrypto.com Visaカードに申し込むことができます。
なお、新規でCrypto.comのアカウントを作る人は、アカウント登録時に以下の招待コードを利用すると50ドル分のコインが無料となるので、ぜひ利用してみてください。
クーポン・コード:ue3jyey78z
Web: https://crypto.com/
NEXO
Nexoはロンドンに本拠を構え、仮想通貨のレンディング(貸付)サービスを主体とする暗号資産取引所です。ブルガリアの元議員Antoni Trenchev氏が2017年に創業しました。米国、カナダ、豪州、シンガポールほか世界各国での監査が入るなどグローバルセキュリティも長けています。
Nexoは2022年、Mastercardと提携したNexoカードを発行しています。暗号通貨に裏打ちされた信用を提供する数少ないカードの1つとして当時は話題になりました。Nexoカードは、暗号通貨取引維持しながら、クレジットカード利用が可能です。特典はNEXOトークンまたはビットコインで利用できます。
Nexoカードの特長
- 暗号通貨の保有しながらカードの利用が可能
- 現地通貨での支払いに対応
- カードでショッピングすると最大4%のキャッシュバック
- 最高200万ドルまで、年率6.9%で借り入れが可能
Web: https://nexo.com/ja
WireX
WireX(ワイレックス)はSBIが出資している取引所している取引所。ロンドンを本拠に世界40カ国で利用者のいる仮想通貨決済アプリを提供しており、WireXカードはデビット方式のMastercardと提携しています。BTCなど暗号通貨10種類を含む150以上の通貨に対応のしているため、海外旅行のほか、日本国内での普段遣いも可能です。
WireXカードの特長
- 年会費無料: Wirexカードの年会費は無料
- 特典:Cryptoback™と呼ばれるリワードプログラムでは、カードで購入したすべての商品に対して最大8%のリワードが還元
- ATMでの引き出しが無料: ATMでの引き出しは、一定の限度額まで手数料が無料
- 法定通貨との互換性: Wirexは150以上の暗号通貨、法定通貨を扱い、BTC/USDなど交換が可能